「デンタルIQ」という言葉をご存知ですか？歯やお口に対して専門的な知識があるからデンタルIQが高いというわけではありません。日本歯科医師会の調査によると名前も意味も知っている人はまだ2割台にとどまっています。

今回は、あまり聞き馴染みのないデンタルIQについてご紹介します。

 

デンタルIQとは

デンタルIQは、ご自身の歯やお口の健康状態について、どれだけ関心があるかという意識の度合いを示す言葉です。

 

デンタルIQが高いと何が良いの？

デンタルIQが高い人の方が、低い人に比べて定期健診を受けている人の割合が多いという調査結果があります。デンタルIQが高く、自分のお口に関心がある人は、「どうすればお口やからだの健康を守れるか」や「いつまでも自分の歯で美味しく好きなものを食べるにはどんなケアが必要か？」などを自分から知ろうとすることから、自然と知識も豊富になり、よく噛む、フッ素を取り入れる、正しいセルフケアを実践するなどの行動に繋がります。

デンタルIQが高いということは、おのずとお口とからだの健康を守ることに繋がるのです。

 

デンタルIQを高めるにはどうすればいいの？

デンタルIQを高めるための第1歩として、歯科医院での検診でご自身のお口の状態を知ることをおすすめします。虫歯になりそうな歯がある、痛みが無くても既に歯周病が進行しているなど、今のお口の状態を知ることで、これ以上悪くならないようにしようと思ったり、健康な場合は悪くならないようにしっかりケアを続けようという意識の向上に繋がります。

お子様の場合は、ご家族の協力が必要です。小さいころから歯科医院に通う習慣をつけることで、自然とお口をケアすることの大切さや正しい知識を身に付けることができます。

虫歯や歯周病は自然に治るものではありませんし、進行するほど治療に時間や費用が掛かってしまいます。歯は、治療はできても元通りの天然歯に戻すことは出来ません。将来、歯やお口のことで後悔しないようにデンタルＩＱを高め、予防にしっかり取り組みましょう。

下記にデンタルIQチェッカーや、お口の健康に関する様々な調査結果がありますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

いい歯は毎日を元気にプロジェクトhttps://bestsmile.jp/

 

まとめ

今回はデンタルＩＱについてご紹介しました。歯科医院も美容院などと同じような感覚で、定期的にお口の健康な状態を整えに行くところへと変わってきています。些細なお口のお悩みも気軽に相談できるかかりつけの歯科医院があると良いですね。

当院は「総合歯科」として、虫歯や歯周病治療だけでなく、予防歯科や咬み合わせ、顎関節など、口腔内の健康に影響する要因について、総合的な解決策を提案できる歯科医院を目指し、専門性の高いスタッフがチームで治療や予防にあたっています。様々なお口のお悩みに対応することが可能ですので、お気軽にご相談下さい。

参考

公益社団法人日本歯科医師会　デンタルIQに関する意識と実態調査

https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/2021/Dental_IQ_AwarenessSurvey_R3.pdf