⾷育について

毎⽉19⽇は「⾷育の⽇」というのを皆さんはご存知でしょうか。⾷育推進運動を継続的に展開し、⾷育の⼀層の定着を図るための機会として、「⾷育推進基本計画」により定められました。
みなさんは「⾷育」という⾔葉を聞いたことがあるでしょうか︖

⾷育は、⽣きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「⾷」に関する知識と「⾷」を選択する⼒を習得し、健全な⾷⽣活を実現することができる⼈間を育てることです。
農林⽔産省(http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/)より抜粋

近年では、栄養の偏りや不規則な⾷事などによる肥満や⽣活習慣病などの増加や、過度なダイエットなど様々な健康に関する問題が⾝近になっています。
⼀⼈で⾷事をする機会も多くなり、⾷事のおいしさや楽しさを感じられず、⾷事を抜いたり、簡単に済ます⼈も多くなっています。
⾷事は⻭やあごの成⻑と健康にも⼤きく関わります。⾷べることに関する知識を⼦供のころからよく知り、少しでも意識をして⾷べるものを選択することで健康な体作りをすることができます。

 

よく噛んで⾷べることの効果

① ⻭や⼝の健康を防ぐ
唾液がたくさん出て⼝の中をきれいにし、むし⻭や⻭周病などを防ぐことができる。

② ⽣活習慣病の予防
よく噛んでゆっくり時間をかけて⾷べることにより、必要以上に⾷べ過ぎることを防ぐ。

③ 脳の働きを活発にする
よく噛むことで脳への⾎液の流れが良くなり、脳が刺激されて働きを活発にする。

④ 発⾳と表情がよくなる
よく噛むことで、⼝の周りの筋⾁を使い、発⾳がはっきりし、若々しい表情を保つことができます。

⑤ 味覚の発達
よく噛むことで、⾷材の味をしっかり感じることができます。⾷事が楽しくなります。

⑥ 全⾝の健康につながる
きちんと噛むことで、飲み込みやすくなり、消化器官の負担を減らす。

しかし現代⼈は、加⼯⾷品や糖質を多く含む⾷品をよく⾷べたり、柔らかい⾷べ物が多くなったり、⾷事の時間が短くなったことなどが理由でせっかく⾷事をしても噛む回数も減っています。
噛み応えのある⾷べ物を⾷べたり、意識して噛む回数を数えてみたりすることで、⻭や顎にとってもいい影響を与え、唾液がよく出ることで⾍⻭や⻭周病になりにくいお⼝の環境づくりに繋げることができます。

特に⼩さいお⼦さんがいる⽅は、⼦供のころから噛み応えのあるものや、⾍⻭になりにくい⾷べ物を選ぶなど、⼯夫してあげるといいでしょう。

参考
テーマパーク8020 https://www.jda.or.jp/park/relation/syokuiku.html
⽇本⼩児⻭科学会 http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index05.html