⻭ブラシ以外のケア⽤品ーデンタルフロスー

前回は⻭ブラシと⻭の磨き⽅についてご紹介しましたが、⻭磨きだけでは落としきれない汚れは、どうすれば良いのでしょうか。
今回は、⻭ブラシ以外のケア用品で、⻭と⻭の間の汚れを落とすのにオススメのデンタルフロスについてご紹介いたします。

デンタルフロスとは

デンタルフロスは、ナイロンやポリエステルなど弾⼒性のある細い繊維からできており、⻭ブラシだけでは落としにくい⻭と⻭の間の汚れを落とすときに使います。
⻭磨きの後、デンタルフロスを使うことにより⻭⽯(プラーク)の除去率が約20%アップします。

デンタルフロスを使う前に…

デンタルフロスを使うことは、お⼝を清潔に保つためにとても効果的ですが、間違った⽅法で使⽤すると⻭茎やお⼝を傷つけてしまう原因になりますので、使用前に注意事項を確認しておきましょう。

  • 使い⽅がわからない、うまくできない場合は、⻭科医院で相談してください。正しいデンタルフロスの使い⽅を教えてもらいましょう。
  • 必ず鏡を⾒て確認しながら、ゆっくりとデンタルフロスを使⽤してください。
  • デンタルフロスが⻭と⻭の間に⼊りにくかったり、詰め物などに引っかかる部分は、無理にフロスを使わないようにしましょう。
  • 正しいデンタルフロスの使い⽅を守っていても⻭茎から⾎が出ることがありますが、⻭茎に炎症がある場合などに出⾎が起こることがあります。正しいケアを続けることで⻭茎が引き締まり、出⾎がなくなります。しかし出⾎が続いたり、痛みがある場合は⻭医者さんで相談してください。
  • お⼦さんがデンタルフロスをするときは、必ず保護者の⽅が⼿伝ってあげましょう。
  • デンタルフロスは衛⽣上毎回新しいものを使⽤してください。

デンタルフロスの使い⽅

デンタルフロスは約40cmの⻑さに切る。指先から肘までの⻑さを⽬安にしてみてください。

フロスの使い方1

 

中指にデンタルフロスを2〜3回巻き付けましょう。指が痛くならないようにして、両⼿の間隔が10〜15cmぐらいの⻑さがおすすめです。

フロスの使い方2

親指と⼈差し指でデンタルフロスをつまんで、1〜2cmを⽬安にして、ピンと張った状態にします。

フロスの使い方3

デンタルフロスを⻭に沿わせて、前後にゆっくりと動かしながら通します。
⼒任せにデンタルフロスを通すと、⻭茎を傷つける恐れがありますので注意して鏡を⾒ながら優しく通してください。
⻭と⻭茎の境⽬も1〜2ミリの浅い溝がありますので、デンタルフロスを⼊れすぎないようにしながら丁寧に通しましょう。

フロスの使い方4

 

次の⻭と⻭の間にデンタルフロスを通すときは、使⽤した部分を巻き取って、新しい部分を使いましょう。

フロスの使い方5

デンタルフロスの後はうがいをしてください。少なくとも1⽇1回⻭磨きの後に使⽤するのが良いでしょう。

⽷巻タイプのデンタルフロスが難しい場合は、ホルダータイプのデンタルフロスを使⽤してみてはいかがでしょうか。初めての⽅でも使いやすいので、毎⽇続けやすいかと思います。ホルダータイプのデンタルフロスは洗って数回使うことができます。

デンタルフロス

 

参考
Lidia  https://lidea.today/articles/463
SUNSTAR  http://jp.sunstar.com/useful/usage/interdentalbrush/