⻭がなくてもお⼝のケアは必要?

総⼊れ⻭を使っているからお⼝のケアは必要ないと思っていませんか︖
⻭だけでなく、⻭ぐきや⾆、頬、唇の裏側などの粘膜部分にも細菌は付着していています。そのため、歯の有無にかかわらず、粘膜のケアは誰にでも必要です。
今回は粘膜のケアの⼤切さやケア⽅法を確認しておきましょう。

粘膜ケアの効果

粘膜のケアには様々な効果があります。

●⼝臭を予防する

●誤嚥性肺炎の予防

●唾液の分泌を促進する

●味覚などの感覚を取り戻す

●全⾝の健康を守る …など

 

粘膜のケア⽅法

⼝腔内の粘膜はとても柔らかく傷つきやすいので、充分に気を付けてケアをする必要があります。粘膜のケアのための道具とケア方法を見てみましょう。

スポンジブラシ

⼝腔内の粘膜のケアするための専⽤のブラシです。
スポンジ部分を⽔に浸してしぼり、スポンジを回転させながら奥から⼿前にふき取ります。
ふき取った汚れは⽔で洗い、しぼって繰り返しふき取ります。

スポンジブラシ

⾆ブラシ

⼝を⼤きく開け、⾆を思いきり出します。⾆ブラシを当てて、奥から⼿前に優しくブラッシングします。必ず鏡を⾒ながら、奥から⼿前にかき出しましょう。

舌ブラシ

ガーゼ

清潔なガーゼを指に巻き付けて⽔で湿らせ、奥から⼿前に⼝腔内を優しくふき取りましょう。
ガーゼが汚れる度に⽔で洗い流しましょう。⼝腔ケア専⽤のウェットガーゼも販売されています。
ガーゼでのふき取りは、乳児のお⼝のケアにも向いています。

ガーゼを使った口腔ケア

 

その他、⼝腔ケア⽤のスプレーや、お⼝の渇きを防ぐジェルや洗⼝液等様々なケアグッズがあります。ご自身のお⼝の状態や扱いやすいものを選ぶといいでしょう。
また、繰り返しになりますが、お⼝の粘膜はとても傷つきやすいため細⼼の注意を払いケアをする必要があります。間違えたケアは、傷つけた部分から細菌が増殖したり逆効果になってしまいますので、難しい⽅はかかりつけの⻭科医院でケア⽅法を相談してください。

お口は体の入り口ですので、お口が清潔でないと全身にも影響が出ることもありますので、歯の有無にかかわらず清潔にしたいですね。

参考

テーマパーク8020
https://www.jda.or.jp/park/dentistwork/carerecipients.html
はじめよう! やってみよう! ⼝腔ケア

粘膜のケア


サンスター
https://jp.sunstar.com/oralcare/butler/product_012.html